「弱さ」を競い合う社会 「曖昧な弱者」存在認識を 伊藤昌亮・成蹊大学教授 - 日本経済新聞

SNSなどで、社会的「弱者」をめぐって2つの動きが目につく。一つは弱者たたきだ。社会的少数派を標的に、差別発言が有名人から飛び出し、匿名による見るに堪えないレベルのバッシングが日々繰り広げられている。そしてもう一つが弱者争いだ。弱者へのバッシングのたびに、「自分だってつらい」「自分のほうがつらい」とい…